« 11.12-11.24献立 | トップページ

2018年11月 9日 (金)

熱血タニタ先生

 またこの季節がやってきました!と聞いて皆さまは何を想像しますか?

あのとろけそうになるくらい暑かった夏も今は昔、すっかり肌寒くなったので鍋料理の季節だわ・・とか、秋の名残の味覚を楽しむべく、山に栗拾いや畑で芋掘りの季節でしょ?と食べ物の話ばっかりですが、高井病院タニタ食堂では毎年この季節に中学生の職場体験の受け入れを行っております。

 中学2年生、14歳、思春期真っ只中のフレッシュボーイズ&フレッシュガールズがやってきます。といっても、マスクをしてヘアネットをかぶりぼうしを、というスタイル、一見するとどこの馬の骨とも・・・失礼・・・笑顔もぎこちないフレッシュさんなのか、人生酸いも甘いも噛み分けたお局様なのかわからないのはいささか残念ではありますが・・・あと、正直なところを申し上げれば、3日間ほどの短期なので店の戦力になるかと言えばそれはまた何とも言えないですし、どこまで作業を任せていいものやら、見当も付かないので、そんなこんなで、タニタ食堂では、あぁ、またこの季節がやってきたな~と相成る訳です。

 いや、決して嫌だと言っている訳ではないのですよ。教えることによって教えられることがあると言っても、なかなか教える方も一苦労あるそうで・・・。一からのスタートと言うより0からのスタート、作業する前の手洗いの仕方から始まり(衛生面が一番肝心なので、ここはしっかり!!)、乾燥を防ぐために食材にラップをするのも不慣れなのか手が震えます。(やっぱり緊張します!?)盛り付けでドレッシングをかける手付きも、フレンチシェフさながらに、器をキャンバスに見立てたがごとく高い位置から、慎重にかつ芸術的にかけてくれます。(その後、助手が器を拭き拭き)。

 お客様が来られたら、「いらっしゃいませ」だよ、と言っても、その一言が中学生には恥ずかしいのですかね。「こんにちは~毎度~」とか言っている。ともすればそのまま世間話さえ始める人たちっていったい・・・花も恥じらうお年頃はいつのころだったのでしょう。(遠い目をして振り返ってみましょう。)お客さんも目の前を無言で立ち尽くされるといささか戸惑いを隠せませんね。

しかし、職場体験の中学生だとわかると、その初々しさを好ましく思ってくれたのか、普段なら表情一つ変えないクールなお客様も、ぎこちないながらも精一杯給仕する様に微笑みながら待ってくれていたり(新しい発見!)、中学生にとっても良い体験が出来たと思ってくれればよいのですけどね。

 スープ一つ入れるにしても、誰にでもできると思われるでしょうが、一定量を正確にかつ少しでも冷めない様に迅速に入れるのには、それはそれでコツというか慣れが必要なのですよ。しかし、ごく短期とはいえ徐々に慣れていく姿を見るのは嬉しいものですけどね。これがもし一か月くらい来てくれたら最後の日には泣くのかなぁ・・泣いてしまうのかなぁ。若者よ、君たちはこれから何だってできる、何者にもだってなれるんだぞ!と熱血教師みたいなセリフを言ってしまうかもですね。

やろうと思えば何だってできると思っているあなた、きっとそうです、やろうと思えばね。けど、そのやろうとするその一歩を踏み出さなければ何も始まりませんよ。

 やりたい事があるけど、自分には才能ないしなぁと思っているあなた、才能というのは才能があったから出来るのではなく、出来るまで続ける努力をするから才能があったねと言われるのではないでしょうか?

やりたい事なんてないし、やりたくない事はしたくないというあなた、嫌なことから逃げることもたまには必要かもしれません。けど、逃げ続けるのもまた勇気がいるのでは!?嫌だなあ、やりたくないなあと思っていても、やってみたら意外な発見があるかもしれませんよ。

タニタ食堂の食事なんて味気ないでしょ?と思っているあなた、食べてみると、新しい発見があるかもしれませんよ。

 中学生諸君のみならず、老若男女のお客様、スタッフ一同お待ちいたしております。

 

« 11.12-11.24献立 | トップページ

栄養士のつぶやき」カテゴリの記事