しめじ!
ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
日々、営業いたしておりますと、お昼時には、
お料理をお出しするカウンターにずらりと
行列が出来ることもしばしばあります。
まず、ご飯をよそってもらい副菜の小鉢を受け取り
お汁を持ち、たわたうと流れていく様子はさながら
川の流れの様。
しかし時として、その流れが止まる時、提供するスタッフにも
緊張が走ります。お客様の言わぬ口。
その代わり、目からレーザー光線が出ているのかと見紛うばかりの
「ハヤククダサイ!」ビーム。それを受けたスタッフは
「ハハキトクスグカエレ!」の電報を見た勢いでお出ししたり、
なかには、おひとつずつお取り下さーいとお声かけしても
この中から1つだけ?とるの?
いえいえ、この期に及んでまだ選んでいただくことは
ございません。副菜もお汁も主菜もあなた様に
お出しするのでございます。そんな中、心の中でメニューを
復唱されていたのでしょうか?
かぼちゃのスイートサラダです。とる。無言。
白菜のひき肉煮です。とる。無言。
しめじの味噌汁でございます。
と言ったその刹那お客様が突然しめじ!とのみ発音。
なにかの呪文かおまじないでしょうか?
流れどころか時が止まります・・・
かぼちゃ~、はくさいぃ~、しめじ!と心の声がもれ出たのでしょうか?
それとも、きのこの妖精しめじぃが現れた!?
それでしたら、違ういけないきのこかじっていませんか?
よしきたYESしめじ!なのかなんてこったいOhNOしめじ!なのか
そもそもなぜしめじ?それとも何かのメッセージ!?
気になってその後の主菜のサバの味噌焼きをお出ししたのか
記憶にございません・・・。そんな魔法の言葉しめじ。こんな自分はいやだ!
自分を変えたいと思っているあなた。思い切ってしめじ!と叫んでみては
何かが変わるかもしれませんよ。少なくとも周りから見られる視線はね。
« H29.3.20-H29.4.1の献立 | トップページ | セクションドール・サバ »
「栄養士のつぶやき」カテゴリの記事
- 飽きないハンバーグの商い(2018.04.05)
- トニータニタ(2018.03.12)
- マキシマムザスタミナ(2018.02.15)
- あたりまえのぜいたく(2018.01.18)
- ややこしいトンカツ(2017.12.26)